【エンジニア未経験】転職より社内コンバートをおすすめします

ツール活用,作業改善

エンジニア転職市場の賑わいに対して『もし自分ならもっと安全な選択肢をとるだろうな』と思ったので、リスクを避けてスキルアップを図りたい方へのご提案として記事にしました。

記載内容 ①最近のエンジニア転職市場について
②転職に代わる選択肢の提案
③達成するための具体的な行動

①最近のエンジニア転職市場について

エンジニア転職市場の人気

最近、エンジニア転職市場が賑わっているようです。
特に次のようなサービスが活発で、人気を博しているようです。

・エンジニアへの転職や独立支援サイト
・エンジニアを育成するためのプログラミングスクール
・これらについての解説動画や情報商材

個人的な感想

あくまでも私個人の感想ですが、エンジニアへ転職してもらうことがビジネスモデルになっているサービス媒体の謳い文句を鵜呑みにするのは危険だと思いました。首尾よく転職に成功したとしても、そこはゴールではありません。転職より継続するほうが困難な状況はいくらでもあります

仮に知り合いが「これからエンジニアに転職したい」と言ったら、次の基準を満さない限り引き止めると思います。

・まだ20代前半〜中盤である
・情報系の大学を卒業している
・趣味でプログラミングをするなど基礎学習を続ける習慣がある

これらは、そもそも転職市場での需要が高く、転職後も仕事を継続できそうな人の条件です。転職には大きなリスクが伴うため、誰もがエンジニアを目指して転職すれば良いとは思えません。

②転職に代わる選択肢の提案

ただし引き止めるのは「会社を辞めること」についてであり、「エンジニアを目指すこと」についてはおすすします。
そしてここでいうエンジニアとは、ITスキルを社内業務に活用するポジションと定義します。

つまり、今の会社を辞めて別の会社にエンジニアとして転職するという目標から今の会社でエンジニアのポジションで働くという目標にシフトするわけです。

IT部門やエンジニア職がない会社だとしても、何らかの業務システムは使っているはずです。そこにコンピュータとネットワークがある以上、社内でエンジニアを目指す余地は十分あります。

社内でエンジニアを目指すメリット

社内でエンジニアを目指すメリットを簡単にまとめます。

転職に伴うリスクがない

当然ながら、収入がなくなるようなリスクがありません。転職にかかる時間と労力はスキルアップに使ってください。

社内での価値向上

どんな業界でも自動化・効率化・DXの必要性が叫ばれています。それを担える人材の評価は上がるのが自然でしょう。
また、外部に委託している業務(Webサイトの更新など)を内製化できれば費用を大幅に削減できます。

すでにアドバンテージがある

社内業務と抱えている課題がわかっていることは大きなアドバンテージです。外部のエンジニアが苦労して分析やヒアリングしなければならないことが、もう既にできているからです。

③達成するための具体的な行動

社内でエンジニアを目指すと言っても具体的に何をやれば良いのか?
まずは以下の2ステップをご提案します。
これは実際に私がやっていたことで、ステップアップの第一歩でもあったことです。

ステップ1:業務を効率化できそうなツールを導入する

システム開発の現場でエンジニアが使うツールは業務効率を重視したものが多く、エンジニアでなくてももちろん使えます。これらを導入して現行業務で使えるようになれば、業務効率化に繋がります。

タスク管理ツールの導入

どんなタスクがあるか、誰が担当か、どのくらい進んでいるかを可視化できます。

バージョン管理ソフトの導入

最新版の資料がどれかわからなくなったり、誤って上書きしてしまう事故を防ぐことができます。

マニュアルのオンライン化

作業手順書やノウハウを共有することで、業務スキルの属人化を避け、教育と引き継ぎにかかるコストを下げることができます。

おすすめツール

上記のことはすべてBacklogというタスク管理ツールで実現できます。無料で試せますので、使ってみてはどうでしょうか。個人的なプロジェクトの管理にもおすすめです。

チャットツール

メール・口頭ベースのコミュニケーションから脱却しましょう。大量のメールに埋もれて作業指示を見逃したり、聞き間違いを防げます。

上記のBacklogと連携できるSlackChatworkが良いと思います。

Step2:業務を効率化するツールの開発にチャレンジする

開発というと難しく聞こえますが、いつもやっている、熟知している処理をコンピュータの処理に置き換えるだけですので気軽に試してみましょう。まずは簡単な、あっけないぐらいすぐに終わる処理から始めることをおすすめします。

マクロ、VBAの作成

エクセルを開いて手で編集しているような作業を、マクロやVBAでできるようにします。最初は部分的でいいので、マクロに置き換えてみましょう。作業速度と正確性が格段にアップするのを感じるはずです。

RPAツールの作成

Pythonは比較的習得しやすいプログラミング言語です。Webシステムの入力操作や、メールでの資料配信を自動化できます。

終わりに

私はエンジニア業界が活発になることは大歓迎です。しかし一部のプログラミングさえ覚えればエンジニアに転職して自由になれるという楽観的すぎる広告が気になったため、今回は容易な転職には同意しないという立場をとりました。

実際に私は、在職中ここで上げたステップを実践した後フリーランスになっています。おそらくステップ2まで実践できる人なら、次に何をすべきか、自分が何をしたいかがはっきりと見えてきます。そこで転職の必要があれば転職すればいいし、現職で十分、もしくは実力不足と感じたら留まるべきです。逆に言うと、それが見えないうちは何のための学習かわからずに、プログラミングで躓いてしまう可能性が高いです。

最後に、ITリテラシーの高い仕事をして評価につなげることは、エンジニアという職種に就かなくても可能であり、価値のあることを強調しておきます。